【四国最長普通列車】松山発高松行きの快速サンポート南風リレー号に乗車してみた!

こんにちは、カルです。
今回は、四国最長普通列車、松山発高松行き「快速サンポート南風リレー号」に乗車してきましたのでご紹介します。
青春18きっぷ利用者の方、必見です。

快速サンポート南風リレー号とは?

快速サンポートは、JR四国予讃線土讃線で運行している快速列車です。サンポートという名前は高松市の再開発地区「サンポート高松」に由来しています。南風リレー号というように、特急南風(高知〜岡山)の高知〜高松への輸送も担っています。

そんな快速サンポートですが、早朝の松山駅を発車し、高松駅まで走り続ける列車が存在します。それが、5時53分発快速サンポート南風リレー号高松行きです。

使用車両

5時53分発快速サンポート南風リレー号高松行きに使用されている車両は、JR四国7000系電車、3両編成です。1990年に運行を開始した車両なので、新しくはないです。途中の伊予西条で後ろ1両を切り離し、2両編成になります。

クロスシートロングシートが混じっているセミクロスシートです。ボックスシートがあるのはありがたいです。松山宇和島間は一部を除いて、オールロングシートですから。

しかし、この車両…

トイレがついていません。この列車、最後まで乗り通すと4時間30分かかるのですが、トイレがありません。一応、途中で数分停車する駅があるので、駅のトイレを利用することになります。

おすすめ切符

今回利用したのは、「四国再発見早トクきっぷ」です。前日までの販売で四国の普通列車が乗り放題になる切符です。(土日祝)価格は2400円。
松山高松間が3960円なので、かなりオトクな切符です。JR四国のアプリ、しこくスマートえきちゃんでも購入できます。

www.jr-eki.com

実際に乗車

早朝の松山駅、3番線から発車です。松山駅は現在、高架工事をしています。この趣がある駅舎も近いうちになくなってしまいます。

2024年9月松山駅と周辺の線路が高架化され新駅舎が開業しました。

05:53 松山駅を発車

日曜日に乗車しましたが、利用者は十数人といったところ。余裕で座れます。
快速と名乗っていますが、快速運転は香川県坂出駅からです。坂出駅松山駅から170km以上先の駅なのでほとんどの区間は各駅停車です。

三津浜伊予和気、堀江…と北に進んでいきます。

06:23 大浦駅で最初の数分停車

予讃線はほとんどが単線なので、行き違いで数分停車する駅があります。大浦駅では特急しおかぜ・いしづち(岡山・高松行き)に抜かれます。

ちなみに特急いしづちを利用すると2時間半ほどで高松駅に着きます。

先ほど紹介したJR四国のアプリ、しこくスマートえきちゃんでは、高松松山間の自由席特急券が3,900円で購入できます。なんと、2260円の割引です。ぜひ利用してみてください。

06:43 伊予亀岡駅に停車

松山市を抜け、人口15万人愛媛第二の都市、今治に入りました。伊予亀岡駅では約11分の停車。トイレに行くならこの駅です。

この先、波止浜、壬生川、伊予西条と数分停車しますが、トイレに行くのは厳しいです。ここでも、特急列車、普通列車と行き違い。

予讃線は列車交換できる駅が多くないので、こまめな停車は仕方ないです。

8600系特急車両です。

この先、西条市新居浜市をゆっくりと走っていきます。

08:39 伊予三島駅に停車

飛んで四国中央市までやってきました。四国中央市は、製紙業が非常に盛んであり、「紙のまち」として全国的に知られています。伊予三島駅では、約9分の停車。上り下りの特急列車と行き違いです。

09:40 多度津駅に停車

香川県に入りました。
多度津では約10分の停車。土讃線の分岐駅です。特急南風や観光列車四国まんなか千年ものがたり(運転日のみ)を見ることができます。

多度津駅には、JR四国の主要な車両基地である「多度津工場」が隣接しています。この工場は、四国地方における鉄道車両の整備・検査・修理を行う重要な施設で、JR四国のほとんどの車両がここでメンテナンスを受けています。

10:05 坂出駅に到着

坂出駅からは快速運転となります。八十場、鴨川、讃岐府中、国分の4駅を通過し途中端岡に停車します。鬼無、香西を通過して終点高松に到着です。

坂出駅には快速マリンライナーが停車し、瀬戸大橋を渡り岡山方面に行くことができます。四国再発見早トクきっぷは岡山県児島駅まで利用できますので、瀬戸大橋を渡ることができますよ。

高松駅到着

高松駅は、香川県高松市にあるJR四国の主要駅で、四国への玄関口として親しまれています。特に瀬戸大橋線の終点であり、本州と四国を結ぶ交通の要所として重要な役割を果たしています。駅舎はモダンなデザインで、広々とした構内には観光案内所やショップがあり、観光客にとって使いやすい環境が整っています。また、駅前広場には「サンポート高松」というエリアが広がり、現代的な建物と海を眺めることができる開放的な空間が特徴です。

高松駅の周辺には見どころが多く、徒歩圏内で様々な観光を楽しむことができます。まず、駅から徒歩数分の「サンポート高松」には、瀬戸内海の島々(例えば直島や小豆島)へのフェリーが発着する高松港があります。このエリアには飲食店やショッピングモール、コンベンションセンターなどが集まり、地元の人々や観光客で賑わっています。

また、駅から徒歩約10分のところには「玉藻公園高松城跡)」があります。ここは、海水を堀に引き込んだ珍しい構造の城跡で、日本百名城にも選ばれています。歴史好きにはもちろん、春には桜、秋には紅葉が美しいスポットとしても有名です。

2024年3月には商業施設の「TAKAMATSU ORNE」(タカマツ オルネ)が開業しました。四国では珍しい自動改札機もあり、JR四国一番の駅です。

まとめ

今回は、四国最長普通列車快速サンポート南風リレー号に乗車しました。長時間の乗車で疲れますが、青春18きっぷで四国を観光する人、とにかく安く移動したい人など、利用してみてはいかがでしょうか。
逆に高松発松山行きも、1本だけあります。

僕はこのような旅行記や旅に役立つ情報を発信していくので読者になっていただけると幸いです。インスタグラムのフォローもよろしくお願いします。